夜の肴

 
昼膳(ランチ)変更のお知らせ

昨今の価格暴騰により家中舎も例に漏れず仕入れが高騰しています。それに伴い「昼膳たなごころ」は2023年1月より【平日8名様以上での対応】とし、小グループや観光ツアーの方を対象とさせて頂きました。週末(土日・祝日)も対象外とさせて頂きました。お昼は「茶懐石コース」で対応させて頂いてます。どうぞご理解の程よろしくお願いいたします。

家中舎 【茶懐石】コース料理

家中舎の茶懐石は「京都・茶懐石」をベースとしています。
和菓子を食べてお抹茶を飲むというのが「茶道」と思われがちですが、正式なお茶のスタイルは、食事と共にお茶を愉しむ「茶事」です。茶事でいただく食事のことを 「茶懐石」 といい、千利休が確立したとされています。茶懐石とはいわゆる茶道の「茶事」でお客さまをもてなす料理の事を言います。 

和食や懐石というと少し堅いイメージがあります。まして、茶懐石となると「作法とかムリ!」そう思われる方も多いと思います。作法など気になさらずに・・・私たちは、ふだんあまり食す機会の少ない茶懐石にもっと親しんでいただきたい、ハレの日でもケの日でもお楽しみいただける「モダン懐石」を目指しています。京都スタンダードのカツオと昆布からひいた「一番だし」から全ての味付けされていて老若男女楽しんでいただけるように肉料理やちょっぴり流行をハーモナイズドした家中舎ならではの茶懐石を提供しております。

2021年10月より お昼の提供も始まりました。お昼しか時間の無い方でも茶懐石を楽しんで頂けるようになりました。お昼はお受けできる日とそうでない日があります。お手数ですがお電話にて2日前までにご予約をお願いしております。

真・行・草

真行草とは元来、書道の真書(楷書)、それをくずした行書、さらに行書をくずした草書の3書体のことで、そこから茶道・華道・俳諧・庭園などにも、この真行草の構成が根付いていったとされているようです。
茶室草庵を完成させた利休は「真を知り、行・草に至れば(作法や形態は)いかほど自由にくずそうと、その本性(質)はたがわぬ」と弟子に説いたと言います。家中舎ではこの真行草をコースに取り入れさせていただきました。

会席? 懐石?

通常の和食店でお酒を召し上がるための【会席】とは異なり、【懐石】は修行中の禅僧の食事にあると言われており、低カロリーでヘルシーなのに、栄養バランスが良いことが特徴です。向付、椀、飯椀、汁椀に始まり、焼き物、煮物と続くフルコースです。味や香りもさることながら、四季をふんだんに織り込んだ旬の食材を使って、器の上に季節が表現されるため、五感で味わっていただくことができます。

終盤には「もう少しお酒はいかがですか」という心遣いで、杉でできた角盆に酒の肴になる2品が乗せられてきます。角盆の大きさが約24cm四方であることからこの肴のことを「八寸」(寸は長さの単位)といいます。この2品は「海のもの・山のもの」「動物性のもの・植物性のもの」というように、対極の素材を使い、且つ、対極の盛り付け、味付けに仕上げることが原則とされています。

 
 


※写真は「2022年茶懐石 卯月_草<そう>¥6,000(税込)」

 
 
2022年 茶懐石
定番メニュー

茶懐石<草-そう>¥6,000円(税込)
■向付/炊き合わせ/練り物/椀もの/八寸(海の幸・山の幸)/肉料理/ご飯モノ/自家製スイーツ・お抹茶

茶懐石<行-ぎょう>¥8,500円(税込)
■向付/炊き合わせ/練り物/お造り/椀もの/八寸(海の幸・山の幸)/肉料理(宮崎牛)/鯛または蛸飯・お汁/香の物/自家製スイーツ・お抹茶

茶懐石<真-しん>〜月の懐石〜 ¥11,000円〜(税込)
■1ヶ月ごとにメニューが変わる「月懐石」です。食を通じて季節を感じられる実際のお茶事で提供される懐石です。

★仕入れの状況・季節によってメニューや金額が変更になる場合があります。

2日前までに2名様よりご予約いただけます。
※駐車場の台数に限りがあります。できるだけ乗り合わせて頂けると助かります。
※お誕生日お祝いなどにケーキをご用意できます。「サプライズ映像」なども製作できます。スタッフに問い合わせください。

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